アクアプレーニング

夏場にドライ路面を走るとき、ドライバーはほとんどタイヤを意識することはないかと思います。ただ、突然の大雨が降ると、状況は一転します。アクアプレーニングの恐怖は、ハンドルを握る手で実感することが出来ます。品質が良くなかったり、すり減ったタイヤを履いていると、そのような状況下でが、車のコントロール性能は非常に低くなります。アクアプレーニング現象を防ぐ最良の方法は、タイヤを新しくすることです。もちろん、単純にタイヤを新しくしても危険は完全になくなることはありませんが、スピードに気を付けさえすれば、コントロールはしやすくなるはずです。

コントロール性能を失う

安全に走行するためには、適切な溝の深さがあるタイヤが重要です。水が多くたまった路面を走るとき、一定の速度に達すると、タイヤのパターンがうまく水を履けることが出来なくなるポイントが出てきます。タイヤが路面から浮いてしまい、コントロール性能を失います。

タイヤの残溝が4㎜以下になった場合、タイヤのウェットグリップと耐アクアプレーニング性能が悪化し、特にアクアプレーニングの危険性が高くなります。さらには、ブレーキを踏み始めてから泊まる距離も長くなり、車が滑りやすくなります。

5㎜の深さの水が張った路面でテストしたところ、残溝が1.6mmのタイヤは76㎞/hでアクアプレーニングが起きたのに対し、新品のタイヤは96㎞/hまで起きませんでした。

コントロール性能を失う

走行スピードが速くなり、タイヤが摩耗してくると、タイヤと路面との接地部分が劇的に少なくなります。3㎜の深さの水が張った道を、75㎞/hで走った際、すり減ったタイヤの接地面積はわずか1.6mmとなり、こちらは溝のあるタイヤの数字と比べてたったの16%という結果が出ています。